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ピアニスト・コンポーザー蕪木光生の徒然です。

僕の話5

30代、一つ人生が大きく変わったのは、結婚したこと。

 

そして、息子が産まれたこと。

 

この二つは、嬉しいのと同時に、物凄い試練もあった。

 

この二つと同時期に、色々な事情でピアノが弾けない状況になり。

例によって、理由はオフレコですが😅

 

子供の事で経済的にも色々必要になるし、嫁が育休に入ると給料どうなるかまったく不明だったし

 


なによりも、ピアノが練習できなくてどんどん下手になっていくのが自分でもわかったし、周りにもわかっていった。そんで、仕事もどんどん減っていった。

 


自分のピアノがあるけど弾くことができなくて、でも練習しないといけない。でも練習するにはスタジオ行って借りて弾かないと。でも仕事減って減って、その金銭的余裕がない。

みたいな、負のスパイラル。

 


こん時が、人生で1番苦しかったなぁ。

 


まじで、音楽辞めるか?嫁親戚に迷惑かけたくないから、離婚するか?と、頭おかしくなっちゃって。

 


そもそも23からピアノ始めてピアニストになろうなんて、到底無理な話だったんじゃないのか?

 


大学の同期は皆ちゃんと会社に勤めて、家買って、子供いて、良い車乗って、

 


一緒に音楽頑張ってた仲間もみんな足洗って、

 


もう諦めた方がいいんじゃないか?

 


もう1人でどうのこうのしている歳じゃな

いんだよ?

 


毎年若くて物凄く上手い若手ミュージシャンが山ほど出てくるんだよ?

 


って、絶望感がすごかった。(誰も読みませんように笑)

 

この時、三十路半ば過ぎ、まだ自分のCDをリリースしたこともない。

 


続く